自家用車ごと北海道へ引っ越したい!ということで、「新日本海フェリー」で北海道へ移住しました!
今回乗船したのは、敦賀港から苫小牧東港への航路を行くフェリー「すずらん」です。
初めての大型フェリーに大興奮で、非常に楽しい船旅でした!
この記事では、新日本海フェリーで北海道へ車ごと引っ越した体験談をお伝えします。
新日本海フェリー乗船までに準備したいこと
新日本海フェリーホームページから予約したら、まずはマイページから「e乗船券」を印刷しておきましょう。
車も積み込む場合、運転手と同乗者は別の入り口から乗船するため、各個人が自分のチケットを手元に用意しておく必要があります。
船内ではWi-Fiが利用できますが、携帯電話の電波を利用しているため、航海中の海域によっては通信が不安定になったり、途切れたりします。
オフラインで楽しめるコンテンツを用意しておくと安心です。
今回は、プライムビデオを事前にダウンロードして準備しておきました。
プライムビデオの場合、Wi-Fi環境で直前に再生できるかチェックしておくと安心です(※視聴開始後48時間で視聴できなくなるため、確認は出港直前がおすすめです。)
- 「e乗船券」を全員分マイページから印刷しておく
- オフライン環境でも楽しめるコンテンツを準備しておく
- 酔い止め薬の準備(必要な方)
新日本海フェリーの乗船時間は?60分前までに手続きが必要!
新日本海フェリーでは、出港60分前(ゴールデンウィーク・夏期・年末年始は90分前)までに乗船手続きが必要です。
予約後、新日本海フェリーのマイページから「e乗船券」を印刷しておくと、乗船手続きが不要になっておすすめです!
今回は時間に余裕を持って移動したため、出港(23時55分)の4時間前に到着。車の待ち順は2番目でした。
その日は、21時30分ごろから、車の列に並ぶ車がどんどんと増えてきて、最終的に30~40台くらい並んでいました。
車を停めると、誘導員の方から「今日の車の乗船は22時45分からです。22時30分には車に乗っているようにしてください」と案内がありました。
同乗者の乗船口や乗車時間は別で、私が乗船した日の場合、「人は23時15分からです」と車より後に乗船が始まりました。
- 車の乗船時間(例):22時45分~(22時30分には車に待機)
- 同乗者の乗船時間(例):23時15分~
手続きギリギリの時間(出港の60分前)に到着していたら、車の乗船は始まっていて慌てたと思うので、早めに到着できて良かったです!
とはいってもかなり早めに到着したため、暇になるかな…?と心配でしたが、トラック運転手によるコンテナの積み下ろし、積み込み作業は一見の価値あり!
狭い場所を大型のコンテナを乗せたトラックが行き来するプロの仕事に夢中になってしまいました!
乗船の30分ほど前に念のため酔い止め薬を飲んだら、いよいよ乗船です。
車の運転手と同乗者は別々に乗船するため、それぞれ自分用の「e乗船券」を手元に準備しておきます。
同乗者の乗船口はフェリーターミナル3階です。
2階から3階へのエスカレーターは乗船直前にアナウンスがあって解放されました。
船員の方が丁寧にお出迎えしてくださり、初めての長距離の船旅にワクワクです!
「e乗船券」に印刷されている二次元コードが部屋の鍵になっているので、しっかり手元に用意してくださいね!
先に乗船していた夫(運転手)は、早速、お風呂へ。
早めに乗船できたのでお風呂は人が少なくて快適に過ごせたようです。
ロッカーは100円(返却式)。バスタオルはレンタル(有料)があります。
客室内のテレビで日の出、日の入の時間を確認して就寝。
船酔いを心配していましたが、船の振動が電車の振動みたいで気持ちが良くて、熟睡してしまいました!
新日本海フェリー航海中の過ごし方!船内も景色も素敵!
出港後の過ごし方は自由!客室でのんびり過ごしたり、船内の施設を利用したり、外の景色を眺めたり各々好きに楽しみます!
客室(ステートAツイン)が快適すぎた…!
夫婦での乗船だったので、今回はステートAツインの客室を予約しました。
部屋の中にトイレや洗面台(トイレ内)、冷蔵庫などもあって、のんびりと快適に過ごせました!
スリッパやティッシュ、お茶、フェイスタオル、歯ブラシなどのアメニティもしっかり用意されています。
ホテルのような充実っぷりに驚きました!
残念ながら、客室から外は眺められない構造なのでカーテンは閉めっぱなしでした。
時々廊下を通る人の話し声が聞こえる他は、船のエンジン音が鳴るくらいで、静かに過ごせて快適な客室でした!
船内設備を楽しむ!ショップ、PCコーナーあり
船内にはPC作業ができるスペースもあって快適に過ごせます(Wi-Fi接続は航行中の海域によって不安定になります)。
マッサージシートに座りながら、のんびりと外を眺めて贅沢な時間を過ごすのもあり!
この他、チルドレンルーム、スポーツルーム、カラオケルーム(有料)、ゲームコーナーなどさまざまな設備が充実しています。
自販機ではジュースの他、カップ麺やアイスも販売されています。
ショップでは、新日本海フェリーのグッズや北海道のお菓子などが発売されていました!
景色を眺めて過ごす!一面に広がる青い海!
船の前方にあるフォワードサロン(屋内、飲食禁止)では、机のある環境で船前方の景色を楽しめます。
途中でアナウンスがあり、苫小牧から敦賀港へ行く新日本海フェリーの相方「すいせん」とのすれ違いを楽しめました!
5階のプロムナード(屋内)では船側面の景色を楽しめます。
ソファがふかふかで、ゆったりとくつろぎたい方におすすめです!
船後方のオープンデッキ(屋外、屋根あり)は風を感じたい方におすすめ!
意外と暖かくて(9月末乗船時)、半袖で朝日を眺めている方もいました。
夕日の時間は少し肌寒くて、上着を着て過ごしました。
朝日はほぼ貸し切りでしたが、夕日の時間はオープンデッキまで出てくる方が多く、天気の良い日だと混雑するかもしれません。
途中の津軽海峡では動物ウォッチにもチャレンジしましたが、見つけられず…!
イルカを見かけることもあるみたいなので、次の楽しみにしたいです。
新日本海フェリーの食事を楽しむ!レストランが気軽!
新日本海フェリー「すずらん」の場合、食事ができる場所は、レストラン、カフェ、グリルの3カ所です。
それぞれ営業時間が異なり、グリルは予約が必要です。
今回は昼ご飯をレストランでいただきました!
テーブルにある端末からメニューを選んで注文します。
しばらく待っていると、席に食事が届けられます。
新日本海オリジナルビーフカレーを注文してみました!
食事後は、テーブルにあるバーコードを持って会計へ。
セルフレジで会計を済ませて終了です。気軽に楽しめて良いですね!
苫小牧で下船!運転する方は鹿に要注意!
19時30分ごろに、今回は「運転者だけでなく、同乗者も車に乗って下船」とのアナウンスがありました。
荷物の整理をして、20時15分ごろに車両甲板に移動。いよいよ下船です!
乗船順が早かったからか、下船も早めの順番でスムーズでした!
下船後はホテルを予約した苫小牧市内へ。
市内までの道で、鹿7匹、キタキツネ1匹と出会いました。
鹿の飛び出しの洗礼も受けて、苫小牧市内へ。運転する方は十分に注意してください!
新日本海フェリーの気になる疑問FAQ
新日本海フェリー乗船前に気になっていた疑問点についてまとめてみました。
新日本海フェリー乗船時の服装は?
乗船時(9月末)の気温は、敦賀20℃/30℃ほど、苫小牧19℃/23℃ほどでした。
敦賀港では半袖でしたが、フェリーターミナル内、船内は空調が効いていて肌寒かったので上着を着用。
調整できるように上着があると便利です。
船内でWi-Fiは利用できる?
船内では、Wi-Fiを利用できます。
ただ、携帯電話の電波を利用しているため、海域、天候によっては、電波が不安定になったり、切断されたりします。
天候にもよりますが、私が利用した際には「出港時、5~7時、14~18時」ごろはWi-Fiを利用できました。
利用は1回30分まで、1日5回までの制限付きで、私の場合、苫小牧入港の数時間前には回数制限で利用できなくなってしまいました。
船内は揺れる?船酔いした?
出港時はすぐに寝てしまったため不明ですが、日本海を爆走している間は、波が穏やかだったおかげか、横揺れをあまり感じず快適に過ごせました!
苫小牧入港前の数時間は、大きく横揺れを感じたため、念のため酔い止め薬を服用。
船酔いしやすい体質なので心配でしたが、結局、船酔いせずに済みました。
客室はうるさい?音は気になる?
廊下で話す人の声や船内アナウンスが鳴ることはあるものの、非常に静かで快適に過ごせました!
船内アナウンスは消灯時間(~0時30分)まで続き、翌朝は8時~始まります。
ステートAツインの場合、音量は客室にあるコントローラーから調整できます。
苫小牧市近くのおすすめ観光スポット、グルメ
新日本海フェリーの到着港、北海道苫小牧市近くにあるおすすめの観光スポット、グルメをまとめました。
新鮮海鮮が食べられる!海の駅ぷらっとみなと市場
苫小牧市の新鮮な海鮮を気軽に楽しめる場所が、海の駅ぷらっとみなと市場です。
私たちもホッキ貝を食べに行ったのですが、少量から気軽に注文できて、その場ですぐに食べられてとっても良い場所でした!
ホッキ貝は、北海道に移住してからはじめて食べたのですが、かなり美味しくてビックリ!
北海道に旅行に来たら、ぜひ食べてほしい海鮮です。
ミール展示館で実物宇宙ステーションを見学!
巨大な宇宙ステーション「ミール」が展示され、さらにその中まで見学できてしまう施設が苫小牧市にあります。
実物のミールを展示しているのは、日本でここだけ。
貴重な体験にお話も聞けて、良い体験になりました!